肥満を防止するには

✳病気になりやすいのはBMIが22前後
肥満を判定する国際的基準として、最近ではBMI(bady mass index)が用いられています。これは体重(kg)を身長(m)の二乗で割った数字です。たとえば、身長が160cmで体重55kgの人なら、55÷1.6÷1.6=21.48で、BMIは約21.5ということになります。理想はこのBMIの値22前後です。このくらいの値の人が最も病気になりにくいことが統計的に分かっています。

✳肥満は生活習慣病を招く
昔に比べると現代社会には太る原因がいっぱいあります。24時間営業のコンビニで夜中でもたべものが買えるし、食生活は欧米化して、脂肪の摂取量も増えています。それに加えて運動不足です。また、ストレス社会になればなるほど、食べることで手っ取りはやくストレス解消をする人も増えてきます。このようにして、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると、余ったエネルギーは中性脂肪となって体に備えられ、肥満となります。

女性は肥満を美容上の問題ととらえがちですが、肥満の本当のこわさは、生活習慣病と密接な関係がある点にあります。肥満の人はそうでない人にくらべると、糖尿病、高血圧、高脂肪症、動脈硬化、心臓病、胆石、脂肪肝などのなりやすいことがわかっています。標準体重より30%以上も太った極端な肥満になると月経もとまってしまいます。体脂肪に備えられた女性ホルモンが過剰になり、それを下垂体が卵巢からのホルモンと錯覚して、逆にホルモンの分泌を抑制するようになるためです。

肥満は遺伝的な要因が根底にあります。体に脂肪をたくさん蓄えてしまう遺伝子をもっていると太りやすいことがわかっています。しかし、肥満の原因はそれだけではなく、食事や生活環境も大きく関わっていますから、自分の食事や行動を太らない生活に改めていくことが大事です。

✳公式:
標準体重=身長(m)×身長(m)×22
BMI=体重/(身長(m))²

✳ポイント
▪食べ物を目につくところにおかない。
▪余分なものを買わないためにも、スーパーに買い物にいくのは満腹のときに。
▪早食いをすると、血糖値が上がって満腹を感じる前に食べすぎてしまうので、ゆっくり食べる。
▪油分を控え、野菜をたくさん食べる。
▪駅や職場では、なるべく階段を使う。
▪だんべる体操ばどで筋肉をつけると、基礎代謝が高まってエネルギーをたくさん消費してくれる。